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淡路島七福神霊場 大黒天 八浄寺の歴史と見どころ完全ガイド!

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お遍路の恰好をした女性が八浄寺を訪れているgurutto awajishima

淡路島の魅力的な観光地の一つとして知られる「淡路島 七福神霊場 大黒天 八浄寺」。

この寺院は「淡路島 七福神巡り」の一環として多くの参拝者が訪れています。

この記事では八浄寺の歴史や「大黒天」の「姿と由来」、そして訪れるべき「見どころ」や「ご利益」について詳しくご紹介!

八浄寺を訪れる際の参考としてぜひご一読ください♪

【記事のポイント】

  • 八浄寺の歴史と背景
  • 大黒天の姿と由来
  • 八浄寺の主要な見どころ
  • 大黒天がもたらすご利益

それでは早速本文にいってみましょう

淡路島七福神霊場 大黒天 八浄寺:歴史と見どころ

お寺で参拝をしている女性gurutto awajishima

この章では下記内容について解説していきます。

  • 八浄寺の歴史と背景
  • 八浄寺の見どころ
  • 大黒天の姿と由来
  • 大黒天のご利益

八浄寺の歴史と背景

淡路島七福神マップgurutto awajishima

八浄寺(はちじょうじ)は、淡路島七福神巡りの一環として訪れるべき重要な寺院です。

その歴史は室町時代に遡り、應永年間(1394年~1427年)に心了法師によって創建されました。

当初は阿弥陀如来を本尊として祀っていましたが、時代の変遷とともに衰微し延宝年間(1673年~1681年)に盛奝上人によって再興。

この際に八幡神社別当寺の平松山八幡寺と合併し、蓮台山八浄寺と改称されました。

八浄寺は高野山真言宗に属し、真言密教の教えを広める重要な拠点として位置づけられています。

弘法大師空海の教えを受け継ぎ、現在も多くの信者が訪れる場所です。

また八浄寺は淡路島七福神霊場の総本山であり、大黒天を本尊としています。

大黒天はインドの神話に起源を持ち、日本に伝わった後、大国主命と習合して五穀豊穣や財宝の神として広く信仰されています。

特筆すべきは平成元年(1989年)に完成した本堂です。

淡路島の八浄寺の本堂

この本堂は名匠宮大工の大室勝四郎によって建設され、伝統的な木造建築の技術を集結させたものです。

さらに平成11年(1999年)には瑜祇塔(ゆぎとう)が建立されました。

この塔は仏教経典「瑜祇経」を具現化したもので、現代技術と真言密教の教えが融合した建築物です。

八浄寺はまた「回り弁天」発祥の地としても知られています。

これは妙音弁財天を年ごとに異なる場所に移して祀るという独特の祭りで、淡路島の文化に深く根付いています。

このように八浄寺は歴史的・宗教的・文化的に非常に重要な寺院であり、淡路島を訪れる際には必見のスポットです。

八浄寺の見どころ

八浄寺は淡路島七福神巡りの中でも、特に見応えのある寺院です。

境内には数多くの見どころがあり、訪れる人々を魅了します。

まず山門「仏心開花の門」が挙げられます。

淡路島の八浄寺「仏心開花の門」

この山門は仏の慈悲の心を象徴する蓮の花をモチーフにしており、門をくぐると心が浄化されるとのことです。

また門の敷石には光明真言が刻まれており、この真言には厄難を取り除き福徳を授けるという功徳があります。

次に注目すべきは「瑜祇塔(ゆぎとう)」です。

淡路島の八浄寺「瑜祇塔(ゆぎとう)」

平成11年(1999年)に落慶したこの塔は、仏教経典「瑜祇経」を具現化したもので最新の技術と真言密教の教えが融合した建築物です。

塔内には仏舎利や巨大な水晶が安置されており、特定の日には内部拝観も可能。

特に塔内に差し込む太陽光が仏教絵図を浮かび上がらせる光景は圧巻です。

淡路島八浄寺「瑜祇塔(ゆぎとう)」の内部拝観

さらに「大黒天像」も必見になります。

本堂に安置された木造の大黒天像は高さ2メートル以上あり、彩色が施されたゴージャスな姿が特徴です。

淡路島八浄寺「大黒天像」

大黒天は財宝や五穀豊穣を司る神として信仰されており、この像はその象徴です。

年に3回の特別な日にのみ秘仏である「開運甲子大黒天」が開帳されるため、その時期に訪れると貴重な体験ができます。

最後に「福手水」も面白いスポットです。

淡路島八浄寺「福手水」

七福神が勢ぞろいした手水鉢で、センサー式の水が自動で出る仕組みになっています。

各七福神から出る水で手を清めることで、運気が上がると言われています。

八浄寺はこれらの見どころを通じて、訪れる人々に深い宗教的な体験と文化的な理解を提供。

大黒天の姿と由来

大黒天出典:東京書芸館

大黒天はインドのヒンドゥー教に起源を持つ神であり、シヴァ神の異名「マハーカーラ」に由来します。

「マハー」は大きい、「カーラ」は黒を意味し、これが日本では「大黒天」として伝わりました。

本来マハーカーラは憤怒の表情を持ち、四本の手に武器を持つ姿で表されましたが、仏教に取り入れられる過程でその姿は変化していきました。

インド密教とチベット仏教において大黒天は護法神として崇められ、商人や貿易商からも財の神として信仰。

特にチベットでは、福の神としての側面も持つようになりました。

日本に伝わった大黒天は密教の伝来とともに、主に真言宗や天台宗で信仰されました。

日本において大黒天は、次第に台所の神としても崇められるようになり、最澄が比叡山延暦寺の台所の守護神として祀ったのが始まりとされています。

また大黒天は大国主命(おおくにぬしのみこと)と習合し、五穀豊穣や商売繁盛の神として広く信仰されるようになりました。

現代の大黒天は頭巾を被り、左肩に大きな袋を背負い、右手に打ち出の小槌を持ち、米俵の上に立つ姿で表されます。

この袋は「福労」とも呼ばれ努力を重ねて得た福を表し、打ち出の小槌は「怠け心」や「邪悪な心」を打ち払う力があるとされています。

大黒天の信仰は特に室町時代から江戸時代にかけて盛んになり、豊臣秀吉が三面大黒天を信仰していたことでも有名な話です。

現代においても大黒天は、家庭や商売繁盛の神として多くの人々に崇められています。

大黒天のご利益

大黒天は多くのご利益をもたらす神として広く信仰されています。

まず最も一般的なご利益は「五穀豊穣」です。

農業社会において五穀豊穣は非常に重要な願いであり、豊かな収穫をもたらす神として信仰されました。

また「商売繁盛」も大黒天の主要なご利益の一つです。

大黒天は財宝を司る神であり、商売を営む人々からは特に強い信仰を集めています。

右手に持つ打ち出の小槌は財運を呼び寄せる力を持つとされ、商売の成功や繁栄を祈る際に用いられます。

さらに「出世開運」も大黒天がもたらすご利益です。

豊臣秀吉が三面大黒天を信仰していたことは有名で、農民から天下人へと成り上がった彼の成功が、大黒天のご利益として広く知られるようになりました。

三面大黒天出典:圓徳院

秀吉のように、大黒天を信仰することで出世や開運を願う人々が多く存在します。

その他にも「家内安全」「子孫繁栄」「健康長寿」などのご利益があるとされています。

大黒天はその多様なご利益から家庭の神、台所の神としても信仰され、特に主婦や家庭を支える人々からの信仰が厚いです。

これらのご利益を得るためには、大黒天の真言「おん まかきゃらや そわか」を唱えることが推奨されています。

真言を唱えることで、心身の浄化や福徳を得られるとされています。

大黒天はその多くのご利益から、古くから現在に至るまで広く信仰され続けているのです。

淡路島七福神霊場 大黒天 八浄寺へのアクセス

お遍路の恰好をした女性が八浄寺に向かっているgurutto awajishima

この章では下記内容について解説していきます。

  • 八浄寺の施設情報
  • アクセス方法
  • 駐車場情報
  • 八浄寺の御朱印について

八浄寺の施設情報

淡路島八浄寺

八浄寺は淡路島七福神巡りの一つとして訪れる価値のある寺院で、その施設情報について詳しく説明します。

八浄寺は兵庫県淡路市佐野834に位置し、淡路島の北部にあるためアクセスが便利です。

国道28号線からすぐの場所にあり、赤い瑜祇塔が目印となっています。

納経受付時間は8:00から17:00までで、御朱印や特別なお札もこの時間内に受け取ることができます。

特に1月26日から2月3日までの期間限定で授与される「初大黒天祈願札」は、多くの参拝者が訪れる理由の一つとなっています。

八浄寺は信仰の場としてだけでなく、歴史と文化を感じられる観光スポットとしても魅力的です。

アクセス方法

八浄寺へのアクセス方法は、自動車と公共交通機関の両方が利用可能です。

自動車でのアクセスは非常に便利です。

神戸方面からの場合、神戸淡路鳴門自動車道の東浦インターチェンジを下りて県道460号線を進みます。

浦交差点を右折して国道28号線を南下し、約20分で到着。

一方で徳島方面からの場合は、津名一宮インターチェンジを下りて県道88号線を北上します。

志筑交差点を左折し、国道28号線をさらに進むと約15分で八浄寺に到着。

公共交通機関を利用する場合、淡路交通縦貫線(岩屋-洲本)の「佐野学校」バス停で下車し徒歩約270メートルです。

また高速バスを利用する場合は「高速舞子」から「東浦バスターミナル」へ向かい、東浦津名線の「津名港行き」に乗り換えて「佐野小学校前」バス停で下車し徒歩約480メートルです。

淡路島には電車がないため、バスを利用するのが主な公共交通手段となります。

駐車場情報

八浄寺の駐車場情報について詳しく説明します。

この寺院は多くの参拝者が訪れるため、駐車場の整備がしっかりとされています。

八浄寺には普通車100台が駐車可能な大型駐車場があり、参拝者は無料で利用可能。

この駐車場は境内から少し先に位置していますが、平坦で広々としたスペースが確保されています。

また八浄寺の駐車場は大型バスの駐車も可能です。

さらに寺院横の茶店前にも数台分の駐車スペースがあります。

こちらは足の不自由な方や、高齢者の方など境内に近い場所に駐車したい場合に利用すると良いでしょう。

境内までの距離が短いため、よりスムーズに参拝が可能です。

特定の祭事やイベントが行われる時期には駐車場が混雑することが予想されるため、時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。

八浄寺の御朱印について

淡路島八浄寺の御朱印

八浄寺の御朱印は、淡路島七福神巡りの一環として多くの参拝者に人気があります。

八浄寺では淡路島七福神霊場の御朱印をはじめ、独自の御朱印もいただくことができます。

淡路島七福神の専用納経帳を持参すると、特別な御朱印を受け取ることが可能。

この専用納経帳には最初から墨書きと印が押されており、日付印のみがその場で追加されます。

専用納経帳を購入しない場合でも、通常の御朱印帳に御朱印をいただけます。

納経料は300円となっておりますので、参拝の証として記念にどうぞ。

八浄寺では淡路四国八十八か所霊場第64番札所としても知られているため、七福神以外の御朱印も用意されています。

御本尊の阿弥陀如来の御朱印も同様に納経料は300円です。

特に注目すべきは、八浄寺で授与される「初大黒天祈願札」です。

八浄寺の特別なお札

この特別な御朱印は、毎年1月26日から2月3日までの期間限定で授与されます。

これは大黒天の初縁日に行われる護摩秘法によって祈願されたもので、表には開運大黒天のお姿が描かれています。

納経受付時間は8:00から17:00までです。

この時間内に御朱印や特別なお札を受け取ることができるので、参拝計画を立てる際にはこの時間を考慮すると良いでしょう。

八浄寺の御朱印は淡路島七福神巡りの思い出として、多くの参拝者にとって貴重な記念品となります。

淡路島七福神霊場 大黒天 八浄寺について総括

お遍路の恰好をした女性が歩いているgurutto awajishima
それでは最後に本記事のポイントについてまとめていきましょう。
  1. 八浄寺は淡路島七福神霊場の総本山
  2. 室町時代に創建され歴史が深い
  3. 大黒天を本尊として祀っている
  4. 五穀豊穣や商売繁盛のご利益がある
  5. 見どころとして瑜祇塔や大黒天像がある
  6. 「回り弁天」発祥の地でもある
  7. 八浄寺へのアクセスは車とバスでスムーズに行ける
  8. 無料の大型駐車場が完備されている
  9. 淡路四国八十八か所霊場の一つでもある
  10. 1月26日から2月3日の間は「初大黒天祈願札」を授与
以上になります。最後までお読みくださりありがとうございました<(_ _)>
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